ウルトラセブン以来55年ぶりに侵略を始めたのは・・・ウルトラマンブレーザー第6話「侵略のオーロラ」

 


ウルトラマンブレーザーも放送開始から約一か月、先週は特別総集編でTV局クルーから見たブレーザーの物語でした。

今週は新規怪獣はお休みでウルトラセブン以来55年ぶりに地球侵略を開始したカナン星人が登場です。

物語の始まりは日本上空に謎のオーロラが発生、さらには機械が謎の暴走をする事件が頻発するところから始まる。(ウルトラセブン第24話、北へ還れ!を見た人はすぐに何が起きたかピンとくるはず)


その頃、SKaRDではメカニック担当のバンドウヤスノブが隊員たちからの頼みごとを断らずに引き受けてばかりで過労気味になっていた。早退して、コインランドリーに行っていた。(彼は愛着のある機械に名前を付ける癖があり、このコインランドリーの機械にクルルと名付けている)



そんな時に洗濯物をとりにきたのがカナン星人・ハービーだった。(この何気ない日常生活に宇宙人が溶け込んでいるのはどこかシン・ウルトラマンのメフィラスみたい)

カナン星人は機械を操ることに長けており、オーロラ光線銃を所持している。
彼らの星の定義ではどの機械にも感情があるらしい。(負の感情との事だが・・・)

カナン星人の計画は地球中にオーロラ光線をばらまき、世界中の機械に反乱を起こさせるものだった。
ウルトラセブンの時は北極圏制圧の為に上空を飛ぶ航空機をコントロールしていたが、今回はそれ以上に大規模な内容になっている。


4話のレヴィ―ラ、5話のドルゴと戦っているアースガロンを観察しているカナン星人。
前の回から暗躍していたことを示すカット、私好きですよ、こういうの。
あとドルゴ戦の時にピクニックしていたんだな、カナン星人。


ヤスノブがカナン星人を追いかけている間にオーロラ光線を浴びていたアースガロンが勝手に出動してしまう。
(この目の色が変わる演出はゴジラシリーズの機龍の暴走ですね、こういうのが元々目の演出が入っていたアースガロンだから余計に際立つ)


今回はカナン星人の背景も少しわかった。故郷の星が戦争を繰り返した挙句に無惨な姿になったが故の侵略、とは言っても侵略行為を許してはいけません。(元々が寒い星だったのか、セブンでも北極圏を手に入れようとした)



操られたアースガロンに襲われるゲント隊長たち、こうしてみるとアースガロンの大きさがよく分る。
そしてゲント隊長はブレーザーに変身する。


しかし戦いの中でヤスノブがアースガンの流れ弾で吹き飛ばされて転落、ブレーザーも助けようとするが間に合わず間一髪でヤスノブを助けたのが・・・アースガロンだった。(お前やっぱり機龍やろ。)


アースガロン機能を停止し、なすすべがなくなったカナン星人を睨み付けるブレーザー。
予告でもこのカット使っていたけど、本編と全然印象が違った。(予告の時はカナン星人がブレーザーを監視しているかと思っていた。)

今回はスパイラルバレードをカッター状にしてカナン星人を撃破。


今回の話とウルトラセブン「北へ還れ!」を共に見るとカナン星人の他の星の機械に対しては感情が宿っているとしても侵略の道具ぐらいにしか考えていないのではないかと感じてしまった。
「北へ還れ!」の時は航空機と防衛軍の飛行機を操縦不能にして正面衝突させているから。

こういうのを見ると今回、こういうカナン星での定義を設定することでの戦争に対する警鐘をより強めているようにも感じて初登場の回と合わせて良い相互作用ができているようにも感じた。

さて来週はブレーザー序盤の山場になるであろう「虹が出た 前編」
ゲント隊長の恩師の登場、そして未曾有の事件を引き起こす怪獣とは・・・
明らかにヤバい予感・・・・・一体どうなる!!