禍威獣報告書「禍威獣第7号・透明禍威獣ネロンガ」

 シン・ウルトラマンBlu-ray&DVD発売を記念妄想



こちらの妄想はウルトラマン第3話「科特隊、出撃せよ」とシン・ウルトラマンを元に構成しております。



「僕、古井戸の中で大きな目玉を見たんだ!」
古井戸を調べていた少年より

禍威獣第7号、後に透明禍威獣ネロンガと命名された巨大生物が目撃されたのはとある城下の古井戸の中であった。目撃した少年によると古井戸の中から不気味な音が聞こえるので中に入ってみると洞窟へと続いており、奥にいくと大きな目玉を見たということだ。

「ああ、あれは何だ!!!」
城の係員より

その後、ネロンガは古井戸のあった城下の地下から地上へと現れた。目撃した城の係員によると最初は姿が見えずに足跡だけが急に現れたので何が起きたのか理解できなかったようだ。

「発電所は前から狙われていたんだ、きっとあいつが電気を吸い取ってたんですよ」
水力発電所職員より

地上に現れたネロンガは近くにあった水力発電所を襲撃、その際に避難する職員が薄らと姿を現すネロンガを目撃した。後の調査で判明したが、この時にネロンガ水力発電所から電気を吸収していたことがわかった。

「目標は透明だが、周囲の粉塵でおおよその位置は特定できるな。」
禍特対班長・田村君男より

「赤外線画像なら形状もバッチリですね。」
「なんだよ、透明の意味ねぇじゃん。」
禍特対船縁由美と滝明久より

ネロンガは姿を消したまま、侵攻。自衛隊及び禍特対専従班が出動した、姿を消していても赤外線画像を使えば位置を特定できたので迎撃に支障はないと判断された。

「目標、誘導弾全機迎撃命中なし」

被害拡大を防ぐためにも田村班長はすぐさま特科大隊によるネロンガ頭部の給電器官への集中攻撃を決定し、誘導弾が発射されたがネロンガが角からを放電し誘導弾を全て撃ち落としてしまった。

「ええい、何でも良い!何か確実性の高い有効な策はないのか!」
禍特対班長・田村君男より


次の電気を捕食するためか歩みを止めないネロンガ。このままでは日本中の電力をすべて吸収されてしまう恐れがあった。しかし現状、ネロンガを止める方法はなく禍特対もお手上げであった。
その時、大気圏外から未確認飛翔体がネロンガめがけて降下してきたのだ。

「何なんだ、これは!?」
「銀色の巨人としか・・・・」


銀色の巨人はネロンガの放電を受けてもまったく効いている様子がなくネロンガへと歩みを進めていく。


巨人は手を交差させると光波熱線を発射、それを受けたネロンガ爆散した。そして巨人は空へと飛び、姿を消した。
これによりネロンガ事案は解決したが、これまでのパゴス事案までは何とか人間の手で禍威獣に対処してきたが、ここまで手が及ばない禍威獣や正体不明の銀色の巨人の出現により防災庁では危機感が漂い始めている。